みなさんこんにちは。
今日はアルツハイマー型認知症のお話です。
私は、ドラマ「大恋愛〜僕を忘れる君と〜」での若年性アルツハイマーの症状と周りにいる家族や恋人の描写がかなり印象的でこれまでの自分の認識と違っていた部分が多くありました。
そこで、アルツハーマー型認知症についての記事を見つけたのでご紹介しようと思います。
進行はゆっくりで初期症状は日常生活に支障がない程度のもの忘れから始まり「記憶障害」(新しいことが覚えられないなど)、着替えや入浴などができなくなり、重度へと移行していきます。
この「記憶障害」が起こり進行していくことで ”見る世界” がだんだんと変化します。
「病院に行くのはいつだったかしら?」
5分後、、さらに5分後と何度伝えても忘れてしまうこの症状。
認知症と聞いてよく思い当たる症状ではないでしょうか。
では、なぜ何回も聞いてしまうのか。 質問の意図を考えられたことはありますか?
アルツハイマー型認知症の方が見ている世界を見てみましょう。
「最近もの忘れが激しいから家族を怒らせてしまう。忘れないようにしないと!」
「病院に行くのは、、、、あれ?」
このように、何回も聞く事柄はご本人が気にされているからこそ何度も聞いてしまうという形になってしまいます。
長く記憶を留めることが苦手になり、さらに忘れてしまうことへの焦りや不安から混乱してしまう場合もあります。
「家に帰りたいんです!」
施設などから外に出てしまった際にここがどこか分からなくなってしまいます。
「ここはどこだ?」「あ、会社に行っている途中だった。場所が分からないから一旦家に帰らないと」
これは”見当識”と言い時間や場所などが分からなくなってしまいます。
また、自分が誰なのかという認識も難しくなってくるので、若かったり元気だったりした頃の記憶にすり変わってしまいます。
なので、こういった場合はまず話を聞き、共感しながら話すことで記憶が現在と合致していくことがあります。
このように、言葉だけを聞くとどうして?と思うことも観察をしたり、これまでの記憶を辿ると
”見ている世界”がわかってきますよね。
アルツハイマー型認知症の原因は未だに分かっていない部分も多く治療薬もまだまだの段階です。
どういった形で食い止め寄り添っていくか、正解はありませんが
一緒に過ごす家族は不安やストレスが溜まることもあるかと思います。
そこで、少し視点を変えてみるとより良い形が見つかってくるかもしれませんね。